4月に入社してから、まさか自分がブログを書く日が来るなんて、、、
初めてのブログに若干緊張しております。
一昨日仕事終わりに明日はブログに何を書こうか、とネタを探して久しぶりに本屋に立ち寄りました。
そこで、なんだこれは!とびっくりして目に留まった一文がこちら。
75歳のおばあちゃんミーツーボーイズラブ
!!!!?
驚きすぎてすぎて思わず立ち止まってしまいました。
おばあちゃんとボーイズラブ?どういうこと?
おばあちゃんが読むのか?ボーイズラブを?
今までにない組み合わせと、このバチバチに目を引く
キャッチーな謳い文句。
気になるこちらの作品、
「メタモルフォーゼの縁側(1-2巻 最新刊)」
という鶴谷香央理さんの作品です。試し読みがあったので興味本位で開いてみると
まず目に入るのはおばあちゃんと女の子のツーショット。
キャッチコピーからは想像できないような絵の柔らかさと、優しい色使いで少し拍子抜け。
中身を読んでみるとぐっと惹きこまれてしまいました。
夫を亡くし独りで暮らす75歳のおばあちゃん・市野井雪と、
書店でアルバイトをしている女子高生・佐山うらら。
なんの接点も無さそうな二人の共通点は
ボーイズラブ【BL】漫画が好き、ということでした。
偶然手に取った【BL】漫画にハマった雪さんと
あることがきっかけで言葉を交わすようになったうららは、
同じ趣味を持つ者同士、急速に距離を縮めていきます。
【BL】について熱く語り合う2人はとても楽しそうで
幸せそうで、見ているこっちまで楽しくなってきてしまうほど。
何か大きな悲しみや大きな出来事はないものの
どこか寂しさを感じている雪さんと
自分を出せず、周りとうまく馴染むことが出来ないでいるうらら。
この出会いはきっと必然だったと思います。
“好きなものを誰かと共有したい”
これは年齢性別関係なく、誰しもが思うことではないでしょうか?
好きなものを好きなだけ話したい、共感したい共感されたい。
自分の感情を相手にさらけ出すことは簡単ではないけれど、それでも、
理解されたいと思うことは人間の本能だと思うのです。
日々の生活に少し疲れてしまった人
自分の趣味をさらけ出せない人
もちろんボーイズラブが好きな人にも
ぜひ読んでもらいたい作品です。

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